1. #Case study

チラシの動画化で新規来店率が1.23倍に、スーパー「フレスタ」のDXを支援。

Client
株式会社フレスタ
Date
チラシの動画化で新規来店率が1.23倍に、スーパー「フレスタ」のDXを支援。

Overview

  • デジタル広告

広島県を中心にスーパーマーケットチェーンを展開する株式会社フレスタ。新規顧客を開拓するための施策としてデジタル広告に着目していましたが、デジタルの施策は来店効果が見えづらく、挑戦しにくさを感じていらっしゃいました。そこで、当社サービス「リチカ クラウドスタジオ」を用いて、チラシを動画化した広告をTVerや子育て世代向けメディアを通じて対象店舗の商圏の顧客へ配信。電子決済サービスでの購入履歴をもとに効果測定を行いました。その結果、今回の広告に接触した新規顧客(3ヶ月以上来店のなかった人)の来店率は約1.23倍と成果向上につながりました。

課題だったデジタル広告の「来店効果」測定

小売業界では、慢性的な人材不足から、業務効率化、生産性向上のためDX(デジタルトランスフォーメーション)の必要性が叫ばれています。広告販促においては、若年層の顧客獲得の観点からも、折込チラシのみならず、デジタル広告へのシフトが急務となっています。しかし、小売業界におけるデジタル広告は効果測定が非常に難しく、うまく踏み込めない企業も数多く存在しています。

動画広告をジオターゲティングで配信し、効果を検証

そこで、当社と広島の老舗スーパー「フレスタ」は、デジタル広告による売上向上について共同研究を実施。チラシを動画化した広告を、TVerや子育て世代向けメディアを通じて、ジオターゲティング技術を用いて対象店舗の商圏の顧客へ配信(配信には株式会社フリークアウトが提供する位置情報プラットフォーム「ASE」を活用)。その後、動画広告を見た顧客の電子決済サービスでの購入履歴をもとに効果測定を行いました。また、測定した効果を元に、動画広告クリエイティブの継続改善を実施しました。

実際のクリエイティブ

新規顧客の来店率が約1.23倍に向上

その結果、36万円分の広告出稿によって約34,400人へリーチし、そのうち約2,900人が期間中にレジを通過(株式会社フリークアウトが提携する電子決済ユーザーの購買データを元に算出)。今回の広告に接触した新規顧客(3ヶ月以上来店のなかった人)の来店率は約1.23倍となりました。

フレスタ様コメント

根強い折込チラシ信仰からデジタル広告へのシフト進めていくのは容易ではなく、デジタル広告の明確な成果を提示できなければ、企業としてのシフトチェンジが進みません。そのような状況ですので、広告のターゲティング精度を上げ、ターゲットに見合った広告を配信し、しっかりと目に見える成果を積み重ねていくことが必要です。そのためには、柔軟かつスピード感をもって対応いただけるパートナーの協力が不可欠だと感じております。

リチカ担当者コメント

株式会社リチカ ビジネスプロデューサー 妹尾浩充

年々と減少する新聞購読率に相まって、スーパー・小売業の皆さまにとって、折込チラシでは情報が行き届かない新規顧客層の開拓に求められるデジタルマーケティングへの対応は大きな課題感をもって捉えられています。一方で、根強い折込チラシ信仰からデジタル広告へのシフトを進めていくのはなかなか容易ではないと考えています。ユーザーの位置情報を活用したデジタル広告配信を可能にする「ASE」を展開するフリークアウト様と、チラシの動画広告による売上向上施策にて成果が出たことは、今後の展開の大きな一歩になったと思います。今後もその成果を最大化させながら、デジタル広告での集客・売上向上につながるお取り組みを強化してきたいと考えております。

採用情報

リチカでは一緒に働く仲間を募集しています。詳細はこちらからご確認ください。

Next